お客様のどちら側でも可。腰、臀部あたりに膝を付く。
手の平による仙骨の押圧
背骨が伸びる方向に伸ばします。臀部の筋肉ではなく、皮膚だけが引っ張られていたり、ベッド方向にセラピストの重みをかけたりすると逆に腰痛的な症状を引き起こしたりして不快です。じっくり伸びたと感じられるスピードで。1~2回で十分です。
腰の部分で、ルートをクロス、セラピストの両肩の向きも変えます。抜ける場所は、足先、肩先など。1~2往復。
全身の手の平によるストローク①
全身の手の平によるストローク②
 
マッサージのファーストタッチ的なストロークなので、丁寧な着地、ソフトな圧で。
 肩方向に向かう時、脚方向に向かう時、進行方向に横軸(鎖骨)をしっかり合わせる。
抜ける場所まで、同じ圧をキープする。お客様の背の高さなど、体型に合わせてルートを考える。オイルがまだお客様の体に馴染んでいないので、効かそうとするより、オイルを馴染ませるようなイメージで。
三つのポジション、どれでも可能、お客様の体型、体勢に合わせて。
 
手の平による仙骨の押圧
手の平による臀部のストローク
手根部による臀部のストローク
★応用ルート
背骨の下の仙骨の外側から横方向、斜め下方向に筋肉を伸ばしていくイメージ。
手根部の圧を保ち、ゆっくりストロークを進める。
圧を保つこと、ゆっくりしたストロークが出来ないと、圧の角度調整が追い付かず、ストロークが滑って臀部横面の筋肉につねられたような不快な感覚を与えてしまいます。特に指先はお客様のわき腹をつつかないように、横面に進む際は、指先を話して手根部だけにしてもかまいません。
手根部による腰部のストローク
背骨にマッサージ圧を加えないように注意しながら、なるべく、背骨に近いところから外方向へ。
 
 
 ⑥
 
臀部と同様に、指先がお客様のわき腹をつつかないように。

背中を丸く高くして、倒れないようにします。倒れると、お客様にセラピストの上半身の重みがかかり、腰痛を導いてしまうような不快感をあたえてしまいます。

 
手のひら、前腕
手の平による腰から腕へのストローク
 
前腕による片側の背中から腕のストローク
 ⑧
 
セラピストの上半身の重みがお客様にかからないように、使ってない手をベッドに付けて支えにしてもよい。
ストロークスタート位置(腰付近)では、重みや衝撃や与えないように丁寧に着地します。
手のひら、指
手の平による背中から上腕のストローク
指による前腕のストローク
主導で使っている手の肩を意識して、肩から押していく(引いていく)イメージで。
お客様の腕を運ぶ際、出来るだけ、元の腕の位置と近い高さで、肘部分で腕の重み全てを支えてゆっくり丁寧に動かします。
手の平、手根部、指
手の平による上半身のストローク

行きのストロークでは、セラピストの腹部などがお客様にもたれないように、戻りは、セラピストの腰の位置を後ろに引いて、引っ張ったりしないで、背中を丸く、前屈した体勢をもとに戻すイメージで。

お客様の体型、ベッド上でポジションが取りにくい等、状況に合わせて、腰まで下りるストロークを短く、背中の途中までに変えたりしてもよい。
手の平による脚のストローク
長い体重移動があるルートなので、お客様の膝裏を超えるあたりで、セラピストの上半身が倒れていこうとすることを修正、背中を高く、丸く持ち上げる。
脚のストロークに限らず、ストロークの進むスピードは、行きより、Uターン、戻りの時が早くなりがちですが、それはセラピストの体勢が持ちこたえられなかった証拠になるので、厳禁です。Uターン時には、コマ割りのイメージで圧の角度調整をして、戻りは、ルートを曲線っぽくしてみたり、行きよりゆっくりしたスピードでストロークを進めるのが重要なポイントです。
手の平によるふくらはぎのストローク
 
指によるふくらはぎのストローク
手根部によるふくらはぎのストローク
前腕によるふくらはぎのストローク
ボディツールを目的に合わせて明確に変化させる。セラピストの体幹から遠くなる行きのストロークは膝付近で体幹が倒れることを防ぐために仕切り直しをし、高く、丸く、持ち上げる。Uターン、戻りのストロークは、腰を引かずに腰に引き寄せるイメージで。
手の平のストロークは行き、Uターンを手根部、戻りを指部の腹と考えてもよい。前腕は、小指側だけを使うイメージ。手根部で挟むストロークは、手根部で圧を作るイメージではなく、挟んだ部分が滑り抜けないようにバランスをとるイメージで。
 
 
手根部による大腿部のストローク
親指による大腿部のストローク
手根部による回転のストローク
体幹が左右にブレず、腕自体が内側から外側への回転しているイメージで。
 指先がお客様の大腿側面をつついてしまうことは厳禁。指先を離すか、指の腹を強調させるように工夫する。
両前腕による脚のストローク
前腕の接地面は小指側になり、常に小指と肘が同時にルートを誘導していく回転で。
アキレス腱付近で、支える腕はセラピストの体幹に引き寄せる。離れていく腕は押して体幹から引き離していくイメージで。膝部分は、前腕の設置部分は変えずに押し広げていくので、必然的にストロークスピードは遅くなります。
 
上向き、横向きの体勢を変える前の仕上げ
お客様のどちら側でも可。腰、臀部あたりに膝を付く。
腰の部分で、ルートをクロス、セラピストの両肩の向きも変えます。抜ける場所は、足先、肩先など。1~2往復。
全身の手の平によるストローク①
全身の手の平によるストローク②
 
うつ伏せでのマッサージのラストタッチ的なストロークなので、更に丁寧な着地、ソフトな圧、ゆっくりした余韻の残るようなストロークで。
 肩方向に向かう時、脚方向に向かう時、進行方向に横軸(鎖骨)をしっかり合わせる。
抜ける場所まで、同じ圧をキープする。お客様の背の高さなど、体型に合わせてルートを考える。オイルがまだお客様の体に馴染んでいないので、効かそうとするより、オイルを馴染ませるようなイメージで。
手に平による両肩のストローク
肩を斜め下方向に伸ばすように手根部を密着させてストロークする。肩関節部では小指外側側面と前腕を回転させて裏面に滑り込ませます。裏面では、手首をベッドに押し付け、てこの原理で、指を立てたまま、指先にお客様の重みを受けて、背骨に平行なルートを首まで抜けてもよい。
 セラピストの息や鼻息ががお客様ににかかってしまったり、オイルがついた手で、お客様の髪の毛に無駄に触れないように気を付ける。
移動が難しい場合は腕ポジション、デコルテポジション、腕ポジションの順番でもかまわない
手の平による腕のストローク
手の平、手の甲、指のストローク
手、腕という狭い面積の部位をストロークする際はセラピストの体幹は左右にブレず、セラピストのストロークは、ブレない体幹にぶつかっていくイメージで。
お客様の手首を支え方はストロークの方向、ルートにより、微調整する。お客様の肘関節に余分なセラピストの重みを加えないように注意する。
 
脚の手に平によるストローク
 
 
脚の拳、手の平によるストローク
 足裏、指のストローク
足の指のストローク
足裏のストローク
足裏踵付近のストローク
脚の甲のストローク
足裏のストロークは肘、もしくは肘付近をベッドに付けて圧を床方向にかけて、てこの原理で、指先の圧を発生させる。
脚の前面は、脛骨、櫃骸骨、大腿骨のカーブなど、骨格の構造を想像して、骨にマッサージ圧がいかないように注意する。
大腿部の手の平、指によるストローク
 
脚前面は裏面より、中央が高い、斜面ととらえて、斜面を下りるストロークで、セラピストは体も一緒に落ちないように注意する。体が落ちるとお客様の骨に重みがかかり、かなり不快な感覚に。
膝蓋骨付近で脚の皮膚が余ったり、たまってきたりした場合は、体幹をもっと上げて、脚のカーブをさらに細かく捉えて、うまく皮膚の処理を。それを怠ると、皮膚の痛みを導いてしまいます。
鼠径部&乳首のストローク
 
指圧ルート
肩甲骨上内角から斜め内側上ルート
背骨に平行ルート(背骨に近すぎず、遠すぎず)
仙骨の外側ギリギリのルート、仙骨外側から股関節と腸骨棘の間へ外向きルート、お尻のエクボ的なところを通るルート